NORILOG Written by Noriaki

【完全未経験】偏差値40の高卒がシステム開発会社に入社して1年が経ちました。

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こんにちはのりあきです。
前提としてタイトルにある通り、私は偏差値40高校を最下位の成績で卒業しており、もともと勉強が得意でも好きでもなく、努力というものに本格的に向き合うことなく社会人になりました。

今回はあえて私がコンプレックスとする偏差値40高卒を強調して執筆していきます。
こののりあきという人は、学生時代(小・中・高)は「勉強よりも別のことに関心を向けていた時期が多かった」というくらいのイメージで受け取っていただければと思います。

どんな経歴か気になった方はこちらのプロフィールも確認してみてください。

目次

  • 入社のきっかけ
  • 入社を決意した理由
  • 入社してからの3ヶ月間
  • 入社してからの1年間
  • 最後に

入社のきっかけ

そんな私が現在の会社に入社するきっかけになったのが、2024年の10月、当時はWordPressを使用したホームページ制作を個人で受けており、そんな中たまたま協業することになったデザイナーさんにご自身が運営するアートイベントで現職の代表を紹介していただいたのがきっかけでした。

快く「ぜひうちのオフィス遊びにきてください」とお誘いいただいたので、予算感が合えば個人的にお仕事を一緒にさせていただけるのかな〜っていうような軽い気持ちで後日、オフィスに訪問し、ランチをご馳走になったのですが、代表と執行役員の方とお話しさせていただいた時点で、レベルの差が明確でした。

主に下記ですね。

  • 技術スタックの格差
  • レベニューシェアの採用

使用している技術の格差

使用している技術の格差では当時の私はWordPress(PHP、HTML、CSS)をメインで受注しているのに対して、ReactやPythonを使用しアプリケーション開発をメインで受注されていることでした。
当時の私では技術負債の差が大きすぎるかつ、プロジェクト単位の金額も桁違いで、技術の格差を知った時点で一緒にお仕事することは不可能だなと理解しました。

レベニューシェアの採用

レベニューシェアとはサービスの売上を関係者で分ける仕組みで、クライアントが初期費用を払わずに開発を進める場合、開発者は自分の時間や労力を先に提供することになるため、これは「労働力を投資する」近い考え方です。
事前にクライアントを見極め、投資するという観点からも私にはできないことでしたので、差を感じさせられました。

その他にもヘッジファンド向けのトレードシステムの自社開発などの話をしていただく中で場違いということをすぐに感じ、その場にいるのが恥ずかしくなってきました。
お話をさせていただける機会を設けてもらっているのにも関わらず、5割くらいの話についていけてなかったと思います。
お会いしてから2週間ほどは落ち込んでいたのを鮮明に覚えています。

そんな中、ありがたいことに転職するというお話もいただけており、今の自分よりレベルの高い人たちを目の当たりにして「この会社に入社できれば成長できることは間違いない 」ことは確信していました。
ただ、正直なところ私のスキル感というよりも、学問の基礎(主に数学)が十分じゃない状態で通用するのか?という頭でいっぱいでした。

入社を決意した理由

やはり、成長したいという思いから、入社を決意しました。
私自身の制作物でクライアントの悩みを解決し、喜んでもらえることが生き甲斐なので、入社して技術をより磨き、より良いサービスを届けたいという思いがあったからです。

また、面接時に代表からお話しいただいた、「感謝された分だけお金がいただける」という言葉に衝撃を受けました。
前職では価格競争が激しく商品の値下げをすることで案件を受注できていたことから、「お金をいただく= 悪」だと感じていました。
クライアントの未来を見据え、利益を約束し、納得のいく価値を提供し、感謝されることでお金をいただくという思想から私の仕事に対応する価値観が変わりました。

そんなこんなで無事入社が決まったのですが、下記からは偏差値40高卒が必死にもがいてるなぁと思いながら読んでいただけると嬉しいです。

入社してからの3ヶ月間

入社から初日はWordPressを使用した会員制の講座配信サービスのプロジェクトにアサインでした。
正直なところ約3年カスタマイズ経験もある、WordPressを採用したプロジェクトなので内心余裕と思っていました。
ところがバックエンドの基礎知識が私にはほとんどなかった為、SquareAPIを活用したサブスクリプション機能を実装を行おうにも何から始めていいのかわかりませんでした。

先輩に助けを求めつつ、生成AIを使用しながらなんとか実装ができたので、アサインしてから3日目でコードレビューをいただきましたが、案の定先輩から怒られて心が折れました。
怒られた理由としては生成AIが出力したものを内容を完璧に理解せずにコードレビューを受けたのが原因ですね。
そもそもPHP基礎はふんわりとは学習しておりましたが、全くと言って書いてこなかったので読めずに絶望していました。

このままの状態ではプロジェクトが進捗が危く、期日までにリリースできない可能性があったのですが、それは私が許さないので、必死に基礎知識を叩き込むべく参考書やUdemyなどで基礎から学び直しました。
結果、プロジェクトリーダーやメンバーの協力のおかげで予定通りリリースできました。

入社してからの1年間

会員制の講座配信サービスのリリースが完了してからは、別プロジェクトの会員制のポータルサイトの開発にアサインしました。
ここからの技術スタックはフロントエンドはAngular、バックエンドはLaravelを採用しており、もちろん未経験ですので学習をしつつの開発になります。

プロジェクトリーダーのご厚意でAngular基礎理解の為の講座やLaravelの基礎理解の講座などを紹介していただき、それと並行しながらの開発はもちろん楽ではなかったですが、「実践」「学習」を行いながら理解を深めていくような流れでした。
10年にも渡るプロジェクトなので仕様が複雑になっており、使用理解やコードリーディングに苦戦する日々ですが、入社当時に比べるとちょっとだけ成長できているのではないかと感じています。

正直なところ、使い物にならなすぎて試用期間内で切られるのではないのか?という不安の方が大きかったのですが、周りの方々に支えられてなんとか生き延びています。
本当皆様いつもありがとうございます。

最後に

結局のところ、プログラミングを始めるうえで学校の成績はほとんど関係ないことがわかりました。
大切なのは、興味を持ち、理解しようとする姿勢継続する習慣が重要だとこの一年で感じました。

ただ一方で、小・中学校で習っているはずの基礎的なことを、仕事中にメンバーへ都度確認してしまう場面も多く、自分でも「やっておくべきだった」と痛感しています。

仕事で受けた恩恵は必ず仕事で返せるので、お世話になっているプロジェクトリーダーや代表には、ぜひ期待していただきたいです。会社で一番利益を出せる人材になることを、本気(ガチ)で目指しています。

今回、コンプレックスを強調して、記事を執筆した意図としては、プログラミングだけではなく、どの分野にも言えることですが、私のように過去の学歴がコンプレックスで踏み出せない人は多数存在すると思うので、この記事がその人たちの参考になれば嬉しいです。
私も引き続き、コツコツ積み上げていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。